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医学部の入学定員数と受験者数

医学部の受験が難関だと言われる理由には、全体的な入学定員の少なさもあります。国公私立大学の医学部医学科は全国に80ほどありますが、入学定員は一学年につき、100人程度です。
一方、最近は少子化の流れで全体的な受験者数が減りつつも、医学部を受験する人数は年々増加していると言われます。医師になりたい人の中には、人の生命を救う仕事に魅力を感じる人が多いのですが、最近ではさらに、バブル崩壊や不況などの厳しい経済状況の中、一生確実で安定しており、且つ収入の多い職業である医師が注目されているのです。つまり、医学部の競争率は益々激しさを増していると言わざるを得ません。
医学部の入学定員は国によって決められており、年度によって増減があります。1982年にピークとなった入学定員数は、その後しばらく減少しましたが、ここ数年は勤務医の不足などの問題が起きていることから、医師の需要が増し、入学定員数も少しずつ増えてきています。

医学部の難易度

医学部は、多くの大学の学部の中でも最難関と言われます。
というのも、やはり医師になるためには医学の専門知識や技術など、大変多くのことを学びますし、医学や医療の急速な進歩にも対応しなければなりません。人間としてのあらゆる能力が必要となります。そのため、まずは基礎的な学力を十分身につけていることが望まれるのです。
国公立大学の場合、センター試験5教科7科目を受けます。近年一部の大学では、さらに理科3科目(科学、物理、生物)をすべて受けるようになっています。加えて、面接と小論文があります。面接は医師になる人材を選抜するため、私立大学でも行われています。私立大学の場合はセンター試験がなく、ほとんどは英語・数学・理科の3科目ですが、その分、理系の分野が特にしっかり出来ていなければなりません。
現在日本にある医学部医学科の偏差値はほとんどが60以上ですが、特に国公立大学は学費も安いため人気があり、偏差値が高く、合格するのも容易ではない状況となっているようです。

医師になるために必要な医学科履修

医師になるためには、必ず医師国家試験というものに合格しなければなりませんが、この試験には受験資格があります。
例えば学校教育法に基づく大学において、医学の正規の過程を修め、卒業していることです。その他にも認められる場合がいくつかありますが、いずれも国が認めた医学の学校を卒業していることが条件となります。
つまり医師を目指す人は通常、大学の医学部の医学科にまず入学しなければなりません。
特に社会人になってから目指す人の中には、例えば仕事をしながら医学を独学で学び、試験を受けられないだろうかと思う人もいるかもしれません。同じ国家資格である弁護士や公認会計士の場合、そのように独学で合格する人もたまにいます。しかし医師の場合、独学では不可能のようです。
医学科は教育機関でもありますが、同時に医師を養成する場と言っても良いでしょう。一般的な大学の学科が4年制であるのに対して、医学科は6年制あり、医学に関する専門的な知識の他、大変多くのことを学びます。

医師という職業

医師は現在日本で大変人気の職業です。人の病気を治し、生命を救う仕事は、大変やりがいのある尊いものです。また、経済状況が不安定な昨今、収入が高く安定した職業である理由から、志す人が少なくありません。若い人だけでなく、社会人となり、別の仕事から転向する人もいます。
ただ、医師は高度な知識、技能、経験が問われる仕事です。この仕事に就くためには長い過程を経るため、かなりの努力が必要です。また、養成にかかる学費等もかなりの額になります。ですから、まずはそういったことを具体的に知っておくことが大切です。
また、実際の医師の生活を収入、就職、労働状況、仕事の内容など、様々な角度から見ると、良い面もあれば厳しい面もあります。勤務医の不足や需給不均衡などもあり、現在の日本の医療界は大きな問題を抱えていますが、そういった中、これからの時代は益々医師の資質が問われて行くことになるでしょう。
ここではさらに、歯科医、獣医、米国医などについても、道筋をご紹介します。